最終出社日にはご挨拶できなかった方が多く、とても心残りに思っています。多分、というか、確実にみんなの目に届くことはないだろうけれども、今の気持ちを言葉にしておきたいと思います。
BCSのみなさんとはプロジェクトにご一緒できたのは短い期間でしたが、シンプルにめちゃくちゃ楽しかったです。自分の強みがはまり、いいアウトプットが出せて、仕事が楽しいってこういう状態のことなのかって実感と経験を得ることができました。最終出社日前日は、仕事が楽しすぎて寝てしまうのがもったいなく、夜通し作業をしてしまっていたほどでした。
ただ、楽しいと感じるためには、単に自分の適性が合っているだけでは十分でなく、誰と一緒に働き、何のために取り組んでいるのかも重要な要素なんですよね。辞めることが決まってからも、変わらず一緒に戦う仲間としてコミュニケーションを取ってくださってありがとうございました。
ここで得た楽しい!の感覚は、これからも自分にとって大切な基準になると思います。これからの人生でも、あのときくらい楽しめているかって自問しようと思っています。
一番長い時間を過ごしてきたマーケのみなさん。みなさんには迷惑しかかけてこなかった自覚があります。人間として未熟で、自分のできないことだったり、弱さを認めることができなくて、最悪なふるまいをしてしまったこともあったと思います。
たくさんのことを学ばせていただきましたが、究極的にその学びを抽象化するならば、シンプルですが、成果創出において妥協を許さないこと、そうしたプロフェッショナリズムについて深く学ばせていただいたなと思います。
納得のいっていない議論において、衝突を回避するために意見を抑圧するのでなく、腹落ちするまで相互理解を深めにいく。
本当は言いたくない、やりたくないであろうことも、必要であるならば、ぐっとこらえて言う、やる。
傷を作るのが怖くて、上辺のやりとりをしたり、表面的な調整に逃げてしまうちっちゃいちっちゃいやつだったのですが、殻を破ってかっこいい人間に少しは近づくことができたかなと思います。
現場のお仕事に関しては、毎日地道な作業の積み重ねで本当にどろ臭かったです。企画系に関しては、正直いって最後までうまくやれなかったですね…ただ事業の一丁目一番地となるマーケの考え方は、もろもろインストールさせていただけたかなと思っています。
いつも前向きで建設的にアドバイスをくれた上長、チームのみんなには本当に感謝しています。
最後に、挨拶の場でも少し述べたのですが、いいやつとはどういうやつのことを指すのか、みなさんとの関わりを通じて定義できるようになったことが、もっとも大きな学びだったと思います。これを書いている今も、また目が潤んできます…
今ここで述べていることはビジネスだけでなくて、一人の人間としてよりよく生きるための土台にもなりえるものだと思っています。学生時代は、資本主義なんて、、とか頭でっかちに考えていましたが、仕事とは、案外、、いや、最高に魅力的な活動だと思えるようになりました。
こんな最高すぎるみんなともう一緒に仕事ができないさみしい気持ちと、与えてくださった期待や、こちらの要請に応じて作ってくださった助け船を結局は無碍にしてしまった申し訳なさで今はいっぱいです。
こんないいやつに囲まれてこれ以上の環境はないと思います。投資してくださった会社を通じて、社会で徳を積んでいくことが物事の道理であるとも思います。そこまで認識していてもなお、自分はやめるという意思決定をしたんですよね。
いろいろあるのですが、辞めないと得られないものがあって、それはどうしても得にいきたい種類のものであり、かつ、今、このタイミングでないと手遅れになってしまうものでもあるんですよね。まさに外道。結果としてこんな選択をしてしまい、つくづく自分のことしか考えられない人間だなって思います。そういうことを一巡思考してもなお、選択は変わらなかったのですよね。
将来の夢は解脱することなのですが、その夢は、今回の選択により、閉ざされてしまうかもしれないと思います。
将来、その時々の意思決定を振り返りするときは、「あのとき辞めなかったらよかったな。」って100%後悔すると思います。
ただ、今回のこの選択は正解にしていくしかないです。「あのとき辞めなかったらよかったかもな。でも、辞めたからこそ得られた経験があって、結論、辞めてよかった。」って振り返りができるように、がんばるしかないです。
何か判断に迷ったり、ヒントがほしいとき、ひとつの解決策としてあの人だったらどう考えるか、と思考することがあります。自分の脳内には、例えば自信の付け方といえば○○さん、実行と完遂といえば○○さん、フラットな考察といえば○○さん、みたいな各方面のプロフェッショナルがいるので、ときどきのニーズに応じて、ありがたくみなさんの心霊を召喚させていただこうと思っています。
何事もそうだと思うのですが、物事の真髄に触れて、その真髄が自分の身体の一部と化したとき、それ以前とは世界の様相が一変してしまうことってありますよね。それまで見ていたものや聞いていたことの捉え方がまるで変わるような、一度最高品質を味わってしまったら、もう普通には戻れなくなる、そんな人生の角を曲がるというか、ターニングポイントを体験をすることができました。
みなさんの人生の貴重な時間の一部になれたことに、心から感謝しています。過ごした時間は人生の宝物です。
組織の強みはいろいろありますが、そのひとつは、やっぱりみんながいいやつであることだと思います。
いわれなくてもやると思うのですが、引き続き、みなさんで力を合わせてがんばっていってほしいです。みんなで力を合わせられれば、どんな困難も乗り越えることができると確信しています。
本当にありがとうございました!
またいつかどこかでお会いしましょう!!
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会社を辞めることになりましたが、元気にやっています!
次の会社も決まり、しばらくリフレッシュ期間があるので、山にこもってきます!




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