前に紹介したいわゆるハードロックが陽ならグランジは陰。
内面的な葛藤や社会風刺をテーマに、ヘビーなギターリフやディストーションを多用した重さや暗さを帯びたサウンドが特徴で、今年の春はよくグランジを聞いていた。
気持ちのよいさわやかな春はグランジのベストシーズン。じめじめした音楽ほど天気の良い日に聞くといい。天気だけはいいのにな、みたいな、気持ち良い外界と内面的な感情の不一致を狙って体感しにいくのが好きだ。
囁きからの轟音というか、静けさからの激しさというか、ツールの「Stinkfist」、スマッシュパンプキンスの「Drown」みたいな、鬱屈した感情や静寂の中で溜め込んだ不安を爆発させる、グランジの静と動のコントラストがめっちゃ好きだ。
アリスインチェインズやコーンみたいな、スローでドロッと/ズシッと、整合性の外れた不協和音で畳み掛けられる、底なし沼への沈没を疑似体験できる音を鳴らすバンドも好きだ。
この時期のメタリカはグランジの影響を受けてとことんヘビーでめっちゃくちゃ好きだ。(通称ブラックアルバム。代表作のEnter SandmanはPVもいい!)
メタリカといえば、「Metallica meets The Beatles」と形容されるSaigon Kickも好きだ。
Saigon kick「The Lizard」みたいにジャケットも名作が多くて、うっかり再生したくなっちゃうアルバムが多い。
そんなお気に入りのアーティストから1曲ずつ選んだプレイリストをここに供養しておきます…!
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