まじで、タイトルの通りなんだけれども、K-Pop、もっとかわいいパワーポップに寄せていってほしい。
平日の朝は、過労気味の中国人オーナー(倒れないかとても心配)がやっている近所の100円ローソンで、ロングピース(タバコ)とレッドブル(355mlの大きい方)、クロレッツの黒いガムを買い(今気づいたけど、この時点で毎朝900円くらい消費してしまっている。だからお金が貯まらないんだ。)、最寄り駅まで飲んで吸ってをやるのが日課なのだけれど、店内放送はどうやら時々の旬な曲をセレクトしているようで、今年の夏は前半がTUBEの何かしら、後半はyuiのサマーソング、去年の冬は稲川淳二のクリスマスキャロルの頃といった王道のシーズナブルソングがかかっていたり、いっときはTOMOOや藤原さくらみたいなちょっと流行りのJ-POPを流してみたり、と、常連客がどちらかというといえば不審者寄りで、いつもネガティブな気配がする店内の様相(実存は本質に先立つ)と裏腹な選曲で、なかなかやるなあと日々感心させられている(「驚きは哲学の始まり」アリストテレス)。
所定の歩数(36歩)を刻みながらレッドブルの陳列棚へ向かい、所定の歩数(23歩)でレジまで歩いたあと、140番ひとつ(ロングピースの番号)と店員さん(月,水,木はおばちゃん、火,金は店長の中国人オーナー)にコールして、今日は何がかかっているかなって店内BGMに耳をすませるルーティンを、朝のニュース番組の占いコーナーの時間みたいに毎日楽しみにしている。
確か、今年の3月くらいだったかな、いつものように耳をすませていると、K-POPがかかっていた。
いわゆるK-POPアイドルらしさというか愛らしさみたいなのが、バンドサウンドをベースにしたポップパンク調の曲とめっちゃマッチしている感じ。お!となり、曲名検索すると、YENAのGood Morningが返ってきた。
ほかにもロック路線のバンドサウンドをやっているアイドルグループは確かにあって、少し調べてみた感じだと、Dreamcatcherや、LE SSERAFIMみたいなグループがその手のテーマで活動しているみたいなのだけど、少し違うんですよね。
かわいい、ではなくて、かっこいいが勝ってしまうというか、それはそれでもちろんすごくいいのだけれど、ロック路線を辿るアイドルグループに個人的に期待しているのは、そのアイコニックなキャラクターを活かしながら、ポジティブなバイブスに重みづけをするような、かわいいが強いアーティストの曲であり。
かわいいパワーポップのクオリティは、y(かわいいパワーポップの出力)=a(楽曲のキャッチーさ)×x(アイドルとしてのかわいらしさ)+b(プロデュース力)という一次関数的に表現できると思うんですよね。プロデュース力みたいな基礎部分のbがベースとなり、楽曲のキャッチーさaとアイドルとしてのかわいらしさxがそれに乗じて、全体の出力yを決定するみたいな。
YENAのGood Morningは、プロデュース力bが高く、さらにキャッチーな楽曲aとアイドルのかわいらしさxが相乗効果を生み、最高クラスのかわいいパワーポップの出力を記録しているように思えるんですよね。
YENAは引き続き最高の塩梅でかわいいパワーポップの曲を作ってほしい、切に願っています。韓国のエンタメ関係者たちはマーケティングがうまいからもっとやれるはず。売れているBabyMetalやPoppyをもっと調査して、勝ち方を模倣していってほしいです。(誰やねん)
ブリグリやTommy heavnly 6のすごさを再確認する。
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